コラム:AIによるログ圧縮技術による経営への寄与

始めまして、代表取締役のカズといいます。

長年大手企業の中で、技術を追求してきた身として、お客様に様々なソリューションを提供していけることをうれしく思います。

国内技術サイクルの死と、失われた30年

近年、クラウドやSaaSプロバイダの勢いには目を見張るものがあります。

10年程度前は、日本のメーカーが基礎研究を行い、同等以上の技術の開発を行っていたり、携帯電話事業者といったi-mode/サブスクリプションビジネスを生み出した誇らしい国ではありますが、近年では、クラウドやSaaS等手軽に使い始められる。研究開発費よりかは安い。情報量が多いといったメリットから海外のクラウドに主導権を握られている、そんな現状がございます。

そんな中で、コア技術を自社SaaSに適用できれば、費用構造を変化させ、クラウドプロバイダに支払っている費用を自社の利益に変換させられる。そのような考え方をお持ちでしょうか?

上記のような考え方は、メーカーの中ではたくさん議論されてきましたが、なかなか世には出ていかない。

製造業という図体が大きい企業を維持するだけの費用構造を生み出すまでには至らない、というか、やはり収益構造の入り口を取られてしまっていては、どうしようもない、というのが経営レベルからの見え方なのだと思っています。

経済の再生:費用構造の変化に寄与するコア技術

さて、そのような悲観的な観点はさておき、弊社は、技術の力で国内企業に貢献していきたいと考えております。

弊社の提供するログ圧縮技術は、以下のような費用構造の変化をもたらします。

監視系のSaaSは、ログ容量などを販売品目として挙げていますが、その裏側では結局のところコンピューティングとストレージのクラウドコストを払い、付け替えを行っています。

その事実はさておき、ストレージコストに着目してみると、監視系のシステムはログのストレージコストが大きく締めています。

監視SaaSの費用構造

監視SaaSはその費用をどのように賄っているのでしょうか?顧客に対してそのまま請求するのでしょうか?

そのまま請求するのでは、監視SaaSを利用する様なモチベーションが働きません。

そこで、監視系のSaaSは、自社のコスト削減としてログの圧縮技術などを適用し、割引のようなバリューを顧客に提供する形になります。

すなわち監視系のSaaSとしては、クラウドの利用料や自社ソフトウェアの利益率を乗せたところが料金の上限とし、基本的な監視系の機能を提供することにより、提供している形になります。

そこでさらに、ログの圧縮技術を適用することで、自社のコストを削減しています。

自社の費用構造

自社のSaaSには、そのように監視SaaSがコントロールした費用を請求され、それが提供する際のクラウド原価となります。

なかなか他社の費用の決定には干渉できない、値下げ交渉をすることは難しいです。

しかしながら、自社が技術を有している場合は違います。

自社でログ容量の削減ができてしまうため、監視系SaaSの費用を下げることができるので、こちらからの働きかけが有効になるのです。

もちろん、自社がある程度規模が大きく、ソリューションプロバイダであることが条件とはなりますが、逆を言えばソリューションプロバイダであれば、そのような手段を取ることがかのうになります。

費用構造の変化への寄与

そのような働きかけを可能にするのがログの圧縮技術となります。

イメージにすると以下のようになります。

橙色は、割引率の低いコンポーネントで、緑色は割引率の高いコンポーネントです。

自社のSaaSにて、ログ圧縮技術を実行すれば、割引率の高いコンピューティングリソースを利用して圧縮することができれば、クラウドの原価を削減する事が可能となります。

総括:技術による経営革新

いかがでしたでしょうか?

上記のように、技術によるコスト構造を変化させ、他社に対する交渉能力を得ることができます。

御社の監視系のコストは、クラウドコストにおいてどの程度の割合をしめていますでしょうか?

弊社は、Financial Opsのソリューションプロバイダとして、クラウドコストの可視化による効果測定や、上記のようなコア技術の提供により経営レベルの交渉力を提供する事が可能です。

クラウドコストが高い、リソースの投資配分を変えれたら、そのようなお悩みをお持ちの方はご連絡をお待ちしております。

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